第12回関東地区グラウンド・ゴルフ大会が9月17日(金)〜18日(土)の2日間にわたり、栃木県矢板市運動公園で開催され、1都・7県から1,694名が参加し日頃の腕を競う熱戦が展開された。
会場となった矢板市は、豊かな自然と近隣に日光市・鬼怒川・塩原・那須といった風光明媚な観光温泉地が扇状の様に点在している地域から各会場を、鬼怒川コース(陸上競技場)・塩原コース(サツカー場)・那須コース(多目的運動場)といった温泉地名を付けて、各会場毎に男女別上位5位まで表彰した。
競技内容は、初日2ランド(16ホール)・2日目も2ランド(16ホール)の合計打数で競われた。大会は2日間とも好天に恵まれ各会場とも天然芝で、コース状況はよく整備されホールインワンが多数出ていた。
開会式は、メーン会場と成った鬼怒川コースで行われ、開会宣言の後、国旗・日本G・G協会旗等の掲揚の後、日本G・G協会会長鈴木祐一様から「プレーを通して交流を図り日頃の成果を発揮して下さい」と選手を激励・次いで栃木県G・G協会会長、谷博之が本県で開催出来たことに敬意と感謝が述べられた。
つづいて矢板市長遠藤忠様と議会議長関清様からそれぞれの立場で歓迎のことぱが述べられた。選手を代表して、上野弘(矢板市)と前田勝子(宇都宮市)さんの2人が力強く宣誓した。
開会式終了後選手たちは、直ちに那須コース・塩原コースと順次移動し、3会場同時刻に前班・後班と交互に2ラウンドを楽しみながらも真剣にプレーしていた。2日目は、宿舎から直接会場に集合し前班・後班入れ替わり前日に続いて2ラウンド行い12時30分無事終了、1時からメーン会場で閉会式を行い、会場ごとに表彰した。表彰終了後、次回会揚地の東京都に日本G・G協会旗と横断幕が無事引き継がれ2時に修了された。
日光・那須・八溝の連山に囲まれ、高原山の麓に位置する矢板市運動公園。この運動公園には、陸上競技場・サッカー場・多目的グラウンドの3施設が整備され、特にサッカー場は、栃の葉国体・少年サッカー会場となったところで芝の整った素晴らしい施設である。
今回は、この3施設を(鬼怒川・那須・塩原)コースと名付け、大会が持たれることになった。県央地区の私たちは、サッカー場の塩原コースを担当することになり、競技運営をすることとなった。
コース内のコート配分、ホールポストの位置確認、本部や各県控え席のテント配置、飾り付け等、事前に調査・設計・準備し、前日までになんとか形にすることが出来た。
当日の朝は、競技会の手順の打合せや、放送・接待の準備などを実施。天気も、この1週間は「曇りと晴れ」との予報で、当日は最高の運動日和となり一安心した。
定刻、陸上競技場で開会式が始まる。関東各県から集まった1,800人近い大イベント。若々しい多数の参加者に会場も晴れやかで、改めて大会の格の重さを感じる雰囲気を味わう。開会宣言に続き、日本G・G協会鈴木会長の挨拶。20周年の一区切りとして(1)当初のねらいであった「心づくり」に意を注いで欲しい。(2)今後の発展のために「人集め」への留意を(会員が高齢化している、若年層に体験させる等の働きかけを)の話には、払の所属する団体でも同じような問題があったので、大いに感銘し、共感させられた。
次に県協会の谷会長・矢板市長始め議会、教委関係者の歓迎の挨拶、競技委員長からの競技説明と連絡と続き、選手宣誓は矢板市の上野弘氏と前田勝子氏の力強い宣誓。始球式の後、閉式となる。式が進むにつれ、役員一同“大会を成功させよう”という真剣な表情に、気概が感じとれた。
開会式が済み、会場移動。
他県の選手が会場に着くと「ウワー、こんなに整備されたコートは初めてだよ、芝も揃っているし素晴らしい会場だね」と称賛の声。私は、この言葉に気を好くし(よし、頑張るぞ)と、準備の疲れも吹っ飛んでしまったのである。
いよいよ塩原コースでの活動開始である。最初に実行副委員長の大会進行に当たっての指示・留意事項が放送でなされ、その後チームリーダーヘの具体的な指導・注意がある。
選手集合。緊張の中に前班第1ゲームが開始された。途中で後班第1ゲームの選手集合、前班が済んでその後、後班の第1ゲームである。ここまで会場やゲーム進行に問題は無いようで、その後、スムーズにゲームが進行されていった。
ゲーム内容が心配だったのでホールインワン達成カードを集計してみる。第1ゲーム(前班20、後班25)計45.第2ゲーム(前班29、後班32)計61と、ゲーム進行につれ達成者が徐々に増えてきているのが分かり安心した。
第2日、今日は直接ゲームに入る。進行も慣れてきて、またチームリーダーも自分のチ−ムのメンバーと気心も知れてか、そこここで笑い声や、励ましの声も聞かれ、和やかにゲームが進行していっている。ホールインワン達成カードも前日よりハイペースで集まってきており集計が楽しみである。
4ゲームの前班終了後、「そろそろ、大会終了だね。ホールインワンも終りかな」と話している所へ、「ホールインワンが書き切れないので2枚に書いてきました」との報告。カードは、神奈川の金谷氏のもので、1ゲームで3回の達成記録、「これはダイヤモンド賞だよ」の言葉で本部が急に賑やかになり、役員一同、我が事のように喜んだのである。
その後、全ゲームを終了、放送で「終了宣言と大会協力への謝辞」があり、全員閉会式会場へ移動した。
この大会で唯一のダイヤモンド賞が出たことや会場が整備されていると感激されたこと、無事に競技運営が出来たことなど、役員初めチームリーダーの協力による成功だった
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